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【感想・評価】メッセージ|リアルなエイリアン襲来シミュレーション

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みなさんこんにちわ。

今回は、映画「メッセージ」を観てきましたので、その感想・評価を書いていきます。

(多少のネタバレを含みます)

それでは、早速いってみましょう!

メッセージとは

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作品情報

作品名:メッセージ(原題:Arrival)

原作:あなたの人生の物語(原題:Story of Your Life)

上映時間:116分

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

主演:ジェイミー・アダムス

 

ストーリー


映画『メッセージ』本予告編

 

突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。

謎の知的生命体と意志の疎通をはかるため、軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類になにを伝えようとしているのかを探っていく。

その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは…。

 

メッセージの感想・評価

未知の物体・生物に対する恐怖

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アメリカの思想家・エマーソンは「恐怖はつねに無知から生まれる」と言いました。

人は正体が解らないものに対して恐怖を抱くそうです。

 

本作では、未知の物体・生物に対する恐怖が丁寧に表現されてます。

特に冒頭、主人公のルイーズが宇宙船らしき謎の物体(通称:ばかうけ)に近寄って行くシーンの緊張感はすごいです。

不気味なBGMと共に、その全貌があらわになっていく「ばかうけ」と、徐々に荒くなっていくルイーズの呼吸。

(「このままぶっ倒れるんじゃないか?」ってくらいハァハァしてました)

下手なホラー映画より怖かったです。

 

エイリアンとの対話

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この映画で一番面白いのはここです。

言葉も文字も通じないエイリアンに対して、どうやって意思の疎通を図るのか。

僕はすごくワクワクします。

 

物語のさわりの部分だけ書きますね。

 

まずはじめに声、言葉による会話を試みるんですが、エイリアンの声は意味不明な「ブォーン…ウウゥーン…」って感じの、無機質な唸り声のようなものばっかり。

意思疎通できる気配、まったくなし!

 

早い段階で「会話は無理」と悟ったルイーズは、次に文字とジェスチャーを使います。

ホワイトボードに”HUMAN”と書いて、手で自分をトントン。

するとエイリアンもそれに反応し、象形文字のようなものを描き始めます。

 

その後、ルイーズが解読を進めていくと、エイリアンが書く象形文字は表音文字ではなく表意文字だということが解ります。

  • 表音文字:アルファベットやひらがなのように、文字自体(「あ」とか「A」とか)には意味を持たないもの
  • 表意文字:漢字のように文字単体(「空」とか「海」とか)に意味を持つもの

 

ちなみに日本語は表音文字と表意文字を使い分けていて、そのような言語は世界的にみても珍しいそうです。

 

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こんな感じで、エイリアンと少しずつコミュニケーションをとり、語彙を教え、自分たちもエイリアンの書く文字の意味を解読していくわけです。

 

この作業を見ているときが本当にワクワクしました。

言葉も文字だけならまだしも、種族も文化も住んでいる星もテクノロジーも、もしかしたら科学的な概念すらも違う物体と、どうすれば意思疎通ができるのかと映画を観ながら想像しました。

 

リアルなエイリアン襲来シミュレーション

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「もしエイリアンが宇宙船に乗って襲来したら??」というシミュレーションとしても面白かったです。

そういう意味では、上記のエイリアンとの対話もそうですよね。

「地球外生命体と、どうやって意思疎通を図るのか」というシミュレーションです。

 

エイリアンとのやりとりの他にも、人間同士の内部的な問題が描かれています。

はじめ各国は、明らかな地球外からの物体・生命体に対して協力しあう姿勢をみせていて、情報交換しています。

しかし、事態が緊迫していくにつれて意見が食い違ってきたり、お互い疑心暗鬼になったりして、徐々に連合を脱退していく国が増えていきます。

さらに、群衆は暴徒となって強盗や略奪を起こしだし、挙げ句の果てには軍部の一般兵が錯綜した情報に惑わされて、独断でエイリアンの宇宙船にC4爆薬を仕掛けだしたり・・・。

要するに、血気盛んな人たちが「戦え戦え」「地球を守れ」と躍起になっていくわけです。

 

まぁ・・・地球に到達できるような宇宙船を作れるテクノロジーを持った宇宙人と、ガチンコでやりあっても勝てるわけないと思うんですけどね。

間違いなく向こうの方が強いでしょう。

 

まとめ・総評

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純粋に面白かったです!

気になっているのであれば、一見の価値はある映画だと思います。

 

言語に焦点を当てたのは斬新で良かった。

「実際、あんなにスムーズに解読できるもんなの??」と訝しむ部分もありますが・・・w

 

あと、当記事では物語の核心部分についてほとんど触れていませんが、いわゆる「どんでん返し」があります。

どんでん返しは言いすぎかな。

でも、序盤からミスリードが含まれています。

その辺も見所だと思うので、鑑賞する際にはぜひ注目してみてください。

 

ということで、今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

関連商品

あなたの人生の物語

アメリカのSF作家「テッド・チャン」の著書。

本作「メッセージ」の原作です。

映画の公開から急激に売上を伸ばし、現在発行部数13万部を突破しています。

 

そして実はこの本、短編小説集になっていて、以下のタイトルが収録されています。

  • 「バビロンの塔」(The of Babylon, 1990)
  • 「理解」(Understand, 1991)
  • 「ゼロで割る」(Division by Zero, 1991)
  • 「あなたの人生の物語」(Story of Your Life, 1998)
  • 「七十二文字」(Seventy-Two Letters, 2000)
  • 「人類科学の進化」(The Evolution of Human Science, 2000)
  • 「地獄とは神の不在なり」(Hell Is the Absence of God, 2001)
  • 「顔の美醜について ― ドキュメンタリー」(Liking What You See : A Documentary, 2002)
  • 「作品覚え書き」(Story Note)

 

ちょっとややこしいんですが、本のタイトルになっている「あなたの人生の物語」というのは短編小説集の中のひとつなんですよね。

 

原作とはいえ映画とは結構設定が違ってたりして、映画を観た人でも楽しめる内容になっています。

「映画と比べてどっちが良いの?」と気になる方も多いと思いますが、「どこの焦点をあてるか、どの部分を切り取るか、が全然違うので、単純に優劣をつけるものではない気がします。

 

個人的には、映画よりも小説のほうがルイーズ(主人公)の思考に焦点があてられていて、落ち着いてる印象を受けました。

一方、映画はラストの盛り上がりがとてもドラマチックになっていて、ハラハラドキドキさせてくれます。

どっちの方が良いのかっていうのは完全に好みですね。

 

映画に惹かれた方はぜひ一読してみてください。

すでに電子書籍版も発売されているのでスマホから手軽に読めますし、値段も安価で良心的です。

 

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